税理士が過去5年分のお金の動きを把握する理由とは?
こんにちは、相談員の大澤です。
毎週恒例の相続ワンポイント講座。
今週のテーマは「税理士が過去5年分のお金の動きを把握する理由とは?」です。
動画では、亡くなった方の預貯金は3,000万円だと思っていたけれど、よく調べてみたら実は3,630万円だった・・・というお話をしました。
もし3,000万円で財産を計算し、申告書を提出していたら・・・?
本来よりも安い税金を納める事になりますので、税務署の職員による調査を高い確率で招いてしまう事にもなりかねません。
だからこそ、死亡日時点の残高の確認だけではなく、過去5年分もの入出金を税理士は把握します。
税務署は職務上の権限で、亡くなった方の過去のお金の流れを10年間分、請求する事が可能です。
金融機関は法律により10年間は記録を残しておかなければいけませんので、その上限までは取得できるという訳ですね。
実際、過去5年分の入出金を確認した結果、当初の金額より1.3~1.5倍程度まで増えた・・・というケースは珍しくありません。
でも、入念にお金の流れを追っていき、正確な計算のもと申告書を提出すれば、調査を受けるリスクを最小限に抑えることができます。
経験豊富な税理士に依頼する事で、安心も買うことができます。
参考にして下さい。
大澤
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