生命保険を活用して相続税を減らす

相続手続支援センター静岡

2020年10月02日 19:38

 こんばんは、相続手続支援センター静岡の大澤です。

 毎週恒例の相続ワンポイント講座。

 第26回となる今週のテーマは「生命保険を活用して相続税を減らす」です。

 https://youtu.be/9sdCWNS1qG0

 ある程度、相続に詳しい方であれば、お馴染みの節税対策です。

 正直、何も真新しさを感じないでしょう。

 ・・・ですが、実際にこの知識を活かして節税に取り組んでいる方は、決して多いとは言えません。

 お客様の財産目録を作成していると、

 「あぁ、生命保険に加入していればなぁ・・・」と思う事は度々あります。

 「生命保険=働き盛りの男性が、家族の生活のために入るもの」

 というイメージが強く浸透しているせい、かもしれませんね。

 確かに、生命保険の非課税枠を目いっぱい使っている方はいます。

 そうした方は、お付き合いのある銀行の窓口の職員さんよりオススメされて、契約されている事が多いようです。

 逆を言えば、そのような機会がなければ、知らないままになってしまいます。

 また、実際に知識があっても一歩を踏み出せない大きな理由があります。

 それは、生命保険の非課税枠を利用するために最適な保険商品が、2016年頃から徐々になくなってしまったという事実。

 マイナス金利の影響により、ほとんどの保険会社は円建の『一時払終身保険』の販売を停止してしまいました。

 ドルなど外貨建の『一時払終身保険』は、確かにあります。

 ですが為替の影響がある分、高齢者にとっては心理的なハードルが高いのも事実。

 なにせ、数百万円もの大金が降り込む日によって上下する訳です。

 躊躇するのも無理はありません。

 2016年以前に比べると、節税目的の生命保険の活用は、難易度が確実に上がったと思います。

 それでも、メリットは充分にあります。

 現状分析を行ったら、まずは生命保険のチェックをする事をオススメします。

 またお会いしましょう!

 大澤

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